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​精神と時の部屋、ドラゴンボールに登場する神の神殿にある部屋。そこでは一日が一年に感じ るほど時間の流れが遅い。僕の考える落ち着く空間は、ゆったりとした時間を過ごせる空間で ある。「ゆったりとした時間を過ごしたい」そんな誰もが思ったことがあるであろう希望を、公 共施設として表現した。一口にゆったりといっても、過ごし方は多種多様である。そこで、地 上部分を「森のエリア」、水盤部分を「水面のエリア」、地下部分を「静寂のエリア」とし、3 つのエリアに分け、利用者に合わせてそれぞれの特徴を持たせた。森のエリアでは自然に囲ま れた広場になっておりカフェが併設され、二箇所に設置された木製のデッキ部でのんびりと過 ごせる空間になっている。スロープを下ると水面のエリアにつながり、カフェ側の階段を降り ると静寂のエリアへとつながる。水面のエリアでは水面と壁のミラーに光が反射し、暗く、閉 鎖的にならないように工夫されており、キューブの中にはベンチが一つだけ設置され一人の時 間を過ごせる空間になっている。静寂のエリアでは、水盤側の壁に雰囲気のある映画が映し出 される時間があり、設静かに包まれながら過ごせる地下空間になっている。その時によって思 い思いのエリアで、自分らしくリラックスしながら「ゆったりとした時間を過ごせる」公共施 設を表現している。

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