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​囚われた病

依存症。

私にとって依存症とは目の前のやるべき事を放棄し、ひとつの物事に没頭してしまう病である。

 

映像に映る80代の携帯依存症の男性。

 

現代社会において、コロナ禍以前から問題視された携帯依存症。コロナ禍以降からは世界中で携帯依存症が急増し深刻化している。

現在、日本では10歳〜69歳までの約50%以上が携帯依存症であり、現代を生きる若者の殆どが携帯依存性である。

 

しかし、携帯依存性の定義のハードルは非常に低く、「朝起きてすぐ携帯を触る」、「ご飯中に携帯を触る」、「湯船に浸かりながら触る」など若者の殆どが当たり前に行う日常である。

 

だが、何故か80代という少し年齢層が上がるだけで違和感を覚え、檻の中という閉鎖的な空間で映像を見る事で不気味さや恐怖心を感じる。

 

実際にその男性と自分自身を照らし合わせた時に何を感じるだろうか。

 

作品を通して、携帯に対してのアプローチの仕方や見え方が変わり、行動に変化が生まれてくれると嬉しい。

 

以前の私がそうだったように。

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